Neutrona Wand (1984) はトイサピで発売になるかな?

ゴーストバスターズ最新情報は旧Twitterでつぶやいているかも。

戦場記者A Conflict Zone Reporter

日本人で戦場記者や戦場カメラマンというと誰が浮かびますか?
沢田教一、一ノ瀬泰造、橋田信介、石川文洋、宮嶋茂樹、林克明、常岡浩介、安田純平、横田徹、桜木武史などなど

本

本棚漁ってたら出てきた懐かしの本たち


一ノ瀬泰造は映画で知った人
橋田信介は朝生でよく見た人
不肖宮嶋は誌面になった途端、一人称がワシになるちょっと右よりな人って感じ。
林克明のでチェチェンを知った。
常岡浩介もチェチェン取材のイメージ、あと拉致された猫好きの人って昔漫画で読んだ。
安田純平はいまやシリアで長期間拘束されてた人で有名だけど、その前は現地で働きながら戦場取材する青年って印象。
桜木武史はアゴ撃たれた写真が衝撃で印象に残ってたけど、そののちクレイジージャーニーに出演して驚いた。

えてして危険な戦場に突っ込んでいくのがフリーランス記者で
大手メディアはたまに著名ニュースキャスターが安全地帯でマイク握ってる。ってのが私の戦争報道イメージだったが

なんか最近は
常岡浩介、安田純平あたりは旅券発行すらしてもらえないようだし(安田純平は最近勝訴したみたいですね)
フリーランスの戦場記者って昔ほど見聞きしないけど気のせいかな

日本は「拉致」されれば自己責任論、ご時世的に「地雷を踏んだらサヨウナラ」というわけにはいかないので
大手メディアの豊富なバックアップや安全対策がないと厳しいのかなぁ(世間的にも)
写真一枚ナンボというより動画撮影ありきの時代でもあるし。

という話はさておき、

TBS 須賀川拓 記者について

最初に須賀川記者の名前を覚えたのは
Youtubeの「TBS NEWS DIG Powered by JNN」チャンネルでやっていた「WORLD NOW」という番組。

コロナ渦以降の世界各地の都市をTBS海外特派員が街歩きして紹介する内容でイスラエル編、パレスチナ編、アフガニスタン編、イラン編を担当していたのが須賀川記者でした。
(須賀川拓記者と西村匡史記者の回がオススメです)

なので須賀川記者の印象は戦場記者というより、やさしい口調の中東特派員とういうイメージでしたが最近は報道以外にも映画やクレイジージャーニーなど「戦場記者」としての露出が増えてきた感じですね

戦場記者
戦場記者(2022)

『ガザ、ウクライナ、アフガニスタン、今世界で起きている危機。世界の紛争地を徹底的に歩き、須賀川本人の瞳がうつしだす、理不尽かつ残酷な現実とは—。』

もともと「戦争の狂気 戦場特派員が見た中東和平の現実」というドキュメンタリーで公開された作品に新しい映像を付け加えて発表された今作、内容的に「戦場記者」はちょっと仰々しいかも、英題の「A Conflict Zone Reporter」が丁度いい気がした。
タイトルについては須賀川記者本人もネーミング時に結構抵抗したと言及しておられるようですね(主題をどこに向けるかについて)
とにかく、いつの世も戦争で割を食うのは民間人だと思い知らされる内容です。
画角に一々記者が映り込むのが多少邪魔だなと思った。もともと報道用途の撮影だからかな?
現在(2024年4月13日時点)、アマプラ会員は無料で見れるようです。


BORDER 戦場記者×イスラム国
BORDER 戦場記者×イスラム国(2024)

『壊滅したはずの過激派組織イスラム国。しかし他者との共生を拒みながらも、世界に広がった極めて危険な思想に、いまだ共鳴する人たちがいる。いったい、なぜ。忘れられた地で、記者が「境界 BORDER」を歩いた。』

先日(2024年3月22日)のロシアのモスクワ郊外テロ事件でも思ったのですが、ISってまだ存在するんですね…
難民キャンプにここまでゴリゴリの思想が残っていると知り驚き。
不遇な境遇が更に憎しみを増幅するのだろうか、取り付くしまがない反応でしたねぇ
見えてる世界がまったく違うんだろうけど同じ世界の話なんだよなぁと。

とりあえずTBSは地上波ゴールデンでフルでこれを流ばいいと思う。

BORDER 戦場記者 × イスラム国 予告

2024/04/14

マリウポリの20日間20 Days in Mariupol

マリウポリの20日間
マリウポリの20日間
20 Days in Mariupol(2023)ドキュメンタリー

2024年アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞
2023年ピューリッツァー賞 公益部門 受賞

日本では2023年にNHK「BS世界のドキュメンタリー」にて「実録 マリウポリの20日間」として前編、後編に分けて放映され、アカデミー賞受賞を受けてか日本でも2024年4月26日より劇場公開がされるようです。
初回放映を見逃していたのですが先日BSの再放送で見る事が出来ました。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻最大の激戦地マリウポリ。
AP通信のウクライナ人記者ムスチスラフ・チェルノフ達による、ロシア侵攻開始(2022年2月24日)から20日間の取材記録
重傷を負った人々が次々と運び込まれてくる病院を拠点に壮絶な映像が展開される。

運び込まれてくる死傷者が次から次へ亡くなって死体の山が積みあがっていく中
とある出産シーンで「この子もか…」なんて思いながら見ていただけに思わず泣いてしまった。

この報道を「フェイクニュース」と言い放ったロシア高官は本当に見てから言ってるなら、どうかしてる。

一度見たら二度と見たくない地獄絵図が展開されるがそれでも見ないふりしてはならない事だと思うのです。
イデオロギーは抜きで、とにかく見ましょう。


2024年現在マリウポリ含む東部・南部4州はロシアに実効支配されロシア側曰く街の復興(ロシア化?)が始まっているそうだが
とにもかくにも町の人々が無事でありますように…

マリウポリの20日間
https://synca.jp/20daysmariupol/

NHK
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2024137870SA000/
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2024137871SA000/

2024/04/12

千日回峰行CRAZY JOURNEY

TBSの番組「クレイジージャーニー」が週1の楽しみでして。

クレイジージャーニーは世界を巡り活躍するクレイジーな日本人をテーマに様々な超人・偉人・変人が登場するバラエティ番組。
2019年のヤラセ問題以来、全部は真に受けられないようになったのと
番組の性質上、全力のオカルト回がくるとイラつくけど
概ね毎回楽しく視聴しております
その中でも特に印象に残っている人物の一人「塩沼亮潤」さんについて。

塩沼亮潤 大阿闍梨

クレイジージャーニー
1968年生まれ 金峯山修験本宗の僧侶
1999年千日回峰行(大峯)の達成
2000年四無行を満行
2006年八千枚大護摩供を満行
現在仙台市の慈眼寺住職
大峯千日回峰行とは

金峯山修験本宗金峯山寺の回峰行。
奈良の峰山を、毎年5月3日から9月初旬まで1日約48km歩く。年120日余。9年間で約48000km。
参考:百日回峰行 (大峯)

とんでもない工程と年月ですね。まさに血反吐が出そうな修行です。

塩沼亮潤さんを検索すると
・1300年の歴史で成功者はたった2人
・1300年の歴史の中で、史上二人しか成し遂げたことのない究極の荒行
・修験の歴史1300年で史上2人目の満行者

などなど、いかに難行かが、うかがい知れます。

ちなみに千日回峰行ですが
天台宗比叡山延暦寺(滋賀県)の回峰行と金峯山修験本宗金峯山寺(奈良県)の回峰行の2つがあるそうで

比叡山延暦寺の千日回峰行は

788年、比叡山延暦寺が創建され平安時代初期(831年)から行われている回峰行。
1日約30kmを1~3年目は年間100日。4~5年目は200日。
9日間の断食・断水・断眠の四無行ののち6年目1日60kmを100日。
7年目は前半100日は84km。後半100日は30km。7年間で約40000km。
比叡山千日回峰行は約1200年の歴史で達成者51人
千日回峰行 (比叡山)

とのこと

1300年の歴史で達成者2人の大峯に対して比叡山の達成者数すげぇなと思ったわけですが
この達成者数の差はどういうことか

調べてみると千日回峰行(大峯)は
比叡山延暦寺の回峰行者、箱崎文応に伝えられ、第二次世界大戦後より行われるようになったとのことで
達成者の2名も1983年、1999年とわりと近代です

金峯山寺は創建されて1300年ですが
上記の様に千日回峰行(大峯)が始まったのは戦後なわけで
「1300年の歴史で成功者はたった2人」は、なんか違うくね?

とモヤモヤしていたら、そういう事詳しく指摘してる人いた。

2024/04/10