Tag Archives: アメリカ

感想(洋画)

刑事ハンサム

刑事ハンサム(2017)Handsome: A Netflix Mystery Movie
 
『殺人事件を捜査する刑事、ジーン・ハンサムにとって、事件解決のカギを見つけるよりも、
 自分の孤独な私生活に足りないものを見つける方がずっと難しい…。』
 

 
Netflixオリジナルミステリーとうたわれているが
そんなものは冒頭5秒で打ち砕かれる単なるコメディである。
 
全編シュール。
主人公以外全員ポンコツ。
唯一まともな主人公も日本的な突っ込み役というわけでもないので
見ながら心の中で「なんでやねん」を連発しながら鑑賞した。
 
ポンコツが多すぎて後半飽きたけど
ラストの娘っ子の踊りは良かった。
 
主人公のおっとりしたおデブ刑事ハンサム役のジェフ・ガーリンが
なりすましアサシン」のケヴィン・ジェームや、それこそダン・エイクロイドのようなやさしそうなおデブというより
どことなく狂気を感じさせるおデブなんだよなぁ
 
とおもいつつググったらリアルではそれなりにバイオレンスなようである。
 
正直、それほどオススメ作品でもない。
 

感想(ドキュメンタリー)

メディアが沈黙する日

メディアが沈黙する日(2017)Nobody Speak
 
『元プロレスラーのハルク・ホーガンとゴーカー・メディア社の訴訟問題。
 その裏には、金の力で批判を封じ、報道の自由を奪おうとしたある大物の姿があった。』
 

 
ハルク・ホーガンのセックステープ流出事件とラスベガス・レビュー・ジャーナル紙の買収の話。
なんかふたつまとめて「メディアの危機」だの「トランプ危険」だの、ごもっとも風な事を言ってはいるが
ゴーカーの件でいえば
これが○○○のセックステープです。
○○○はゲイです。
に、なんのジャーナリズムがあるんだろう。
 
基本的に、メディア側が正しくて間違った世の中を正すんだっていう上から目線が
昨今の右左どっちかに振り切った報道の状況もあいまって嫌気がさすというか、まともな目線で見れないんだよなぁ。
 
クズなのはお互いさまで闘争に負けただけじゃないんか。
 
作中のセリフ、
「ジャーナリズムは独立しているべきだ
自分たちの欠点は素直に認め
結論を出すまでの過程を明らかにする」
 
全員とは言わないけど、いまの報道自体にこれが実行できてるのかな
 

感想(ドキュメンタリー)

ディープ・ウェブ

ディープ・ウェブ (2015) Deep Web
 
『オンライン闇市場”シルクロード”の運営者とされる男の逮捕と、
 知られざるディープウェブの裏側を描くドキュメンタリー。デジタル犯罪の内情は暴かれるのか?』
 

 
日本でもパソコン遠隔操作事件のときに話題になったTorですが
そのTorを使ってアクセスする通常の検索エンジンが収集することができない深層Webと呼ばれる領域で運営された
不正販売闇市サイト「シルクロード」の首謀者とされるDPR(Dread Pirate Roberts)を追ったドキュメンタリー。
 
監督がビルとテッドの地獄旅行のビル(アレックス・ウィンター)なんですね
それでナレーションがキアヌなのか。
 
DPRの主張としてシルクロードは
「基本的人権と拒否する権利を守るための政府に監視されない自由なマーケット」であり
 
一部では、「取引にはビットコインが使用され取引時の暴力や危険が減り安全、
売人も評価がつくのでアナログな売買よりも誠意ある対応をする傾向にある」との意見もあるが
 
実際に取り扱われるものが違法薬物、銃器、はては暗殺依頼と犯罪の温床であるし
そりゃーまぁいろんなとこから目をつけられる事に。
 
そんでもってDPRとして捕まった男ロス・ウルブリヒトは
ジュリアン・アサンジよろしく結構強引な立件され潰しにかけられ刑務所に。
映像みるかぎり優しそうな青年にみえたけど真実はどうなんだろうね。
 
現在はTorのサイトも下火らしいけど
結局どっかでまた新しいものが作られてイタチごっこなんだろうな~
 

感想(洋画)

ウォー・マシーン

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017)War Machine
 
『誰も望まない戦争の駐在軍司令官に任命された大将は、それでも勝つと心に誓い、
 周りの混乱や意見はお構いなしに突き進む。思い上がりこそ最大の敵だと知らず…。』
 

 
スタンリー・マクリスタルを取材したノンフィクション本「The Operators」原作作品。
著者は既にお亡くなりなんですのう
邦題にわざわざ「戦争は話術だ!」と付いているように戦闘は少ないです。
「戦争は話術だ!」なしでウォー・マシーンだけのが作品の芯をとらえた感じがするけど・・・
 
「劇中の」陸軍将軍マクマホンは方針は間違えているかもしれないが良い奴で良い上司だ。
マッチョ思想全開で仲間想いの男が完全に後始末・尻ぬぐい要因として投入され、それでも前向きに頑張るお話だ。
 
中盤、語り部が誰かわかるわけだけど
昨今のメディア状況から感じる感想としては
「なんでこんな軍人は偉そうにしてるんだ」的なこと言ってるけど
お前もなんでそんな上目線なんだ・・・とも感じた。
 
そもそも道徳的な正論だけでは全く何も実際には解決しないこの世の中で
全員一致で納得出来る状態になんて誰がやっても結局到達できず、どれを選んでも間違いならば
せめて過程だけは、こんな仲間を大切にする上司と歩みたいもんだ。
 
ラストのあのお方の登場はとてもマッチョ感があって良かった。
なんとなくハート・ロッカーっぽいなとも思った。
 

感想(洋画) 映画

この世に私の居場所なんてない

この世に私の居場所なんてない(2017)I Don’t Feel at Home in This World Anymore
 
『気弱でおとなしい看護助手の家に空き巣が入るが、警察は何もしてくれない。
彼女は仕方なく、変わり者の隣人と手を組んで、自分で犯人探しを始めるが…。』
 

 
電車に乗るとき横入りされ、注意したらしたで、きっともめて面倒くさいからぐっと堪える
横入りする奴の精神構造ってどうなってるんだろーね!とか
 
最近盗まれた自転車が発見され戻ってきたけどベッコベコで
なんで私が修理にだしてんだろなとか
 
普通に生きてるだけなのに割を食うこの世の中ってなんだろーねっていうか
世間って世知辛いなーとか、まぁ誰でも一つや二つはあるんだろうけど
 
この主人公もそんなクチで共感した。
主人公ルース役のメラニー・リンスキーがガッツリ役にはまっているし(見た目がなんだか絶妙)
イライジャ・ウッドもいい味をだしております。
 
ルースが警察に言い捨てられる
「世の中にはもっとデカい悩みを抱えてる人がいっぱいいるんだよ」は
もっともだが、なんとも納得いかない。そんなの重々承知なんだよ!と。
 
お気楽展開かと思いきや
後半、行き当たりばったり全開だがハードな展開になっていくのも予想外でした。