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感想(ドラマ)

エル・チャポ シーズン2

エル・チャポ(2017)El Chapo
ドラマ season2 1~12話
 
『メキシコの麻薬王と呼ばれるまでに上りつめ、
逮捕後刑務所から”世紀の脱獄”を果たしたホアキン・”エル・チャポ”・グスマン。
彼の栄光と堕落を史実に基づき描く。』
 

 
意外に早く始まったシーズン2一気見。
 
序盤は第二の主人公ともいえる政府役人コンラド・ソロの薔薇全開濡れ場!
なんとなくではあるがシーズン1からそんなオーラを漂わせていたが
まさかのツンデレであったソロさんにほっこりもするが
結構濃厚に見せてくるのでその属性のない私にはゲンナリ感。
 
今回は一回目の脱獄に成功しメキシコの麻薬王になるまでの話。
もうムチャクチャである。実話ベースなのが日本人の私には理解不能だ。
 
たまに変わった演出織り交ぜてきてて
強敵相手に頑張るグスマンに感情移入しかけたとこで
第8話「その他の人たち」で抗争激化で迷惑被る一般市民視点を丸々1話使い描いて
盛り上がった気持ちにカウンターパンチ。
 
結構いろんな組織ガンガンでてくるので実際のモデルと照らし合わせつつ
関連作品とかもつなげてみると面白かったり。
 
押さえておきたいボス達10人
 

ミゲル・アンヘル(Miguel Angel)
メキシコ麻薬カルテル界の帝王。シナロア・カルテルのボス。
自身の投獄により支配地域を
ティファナ市は、アベンダーニョ兄弟
チワワ州はラファエル・アギラール
シナロアはイスマエル
テカテ市をホアキン・グスマン(以降チャポ)へと分割する
 
モデル:ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド(Miguel Angel Felix Gallardo)
シナロア州警察の警官を経て麻薬取引の世界へ。
コロンビア、メデジン・カルテルの麻薬王パブロ・エスコバルとの太いパイプを持ち
この男の投獄がすべての発端。
 
 

アマド(Amado)
ミゲル・アンヘルの片腕的存在。一度は投獄されるが政府との密約で復活し暗躍。
しかし激化する抗争に嫌気がさし暗殺を恐れ整形手術にのぞむが
手術の失敗で合併症を起こして死亡。
 
モデル:アマド・カリージョ・フエンテス(Amado Carrillo Fuentes)
チワワ州シウダー・フアレスを拠点にしているフアレス・カルテルのボス。
設立者のラファエル・アギラールの甥。
大量のプライベートジェットを所有し別名「空飛ぶ麻薬王」

↓「ナルコス」に登場したアマド・カリージョ・フエンテス。こっちのほうがイケメン。

 
 

チェンテ(Chente)
シーズン2のグスマン抗争相手の一人。
アマドと違いなんだか手ごわい。っていうか一応不信感はありつつも
シナロア連合だったのにチャポの裏切りによって対立。
 
モデル:ビセンテ・カリージョ・フエンテス(Vicente Carrillo Fuentes)
アマド・カリージョ・フエンテス亡き後のフアレス・カルテルのボス、アマドの息子。
シウダ・フアレスといえばかつてメキシコで最も危ない街とも言われ
ボーダーライン」や「皆殺しのバラッド」でもその凶悪さ加減が描かれた。
 
 

イスマエル(Ismael)
シナロア・カルテル大幹部でチャポの右腕的存在。
けっこうポンポン味方を裏切るチャポになんだかんだで従う頼れるオジサン感。
 
モデル:イスマエル・サンバダ・ガルシア(Ismael Zambada Garcia)
シナロアの歴代大物マフィアのもとで働き、チャポ投獄中のシナロア・カルテルを支えた人物。
チャポの後継者として現在のシナロア・カルテルのボスといわれている
 
 

アルトゥーロ(Arturo Bernal Leyda)
チャポ服役中の代理、いろいろチャポのために尽力するも不遇。そして大暴走。
チャポが悪い気がする。
 
モデル:アルトゥーロ・ベルトラン・レイバ(Arturo Beltrán Leyva)
シナロア・カルテル傘下ベルトラン・レイバ・カルテル(モレロス州クエルナバカ拠点)の戦闘部隊「ロス・ネグロス」のボス
シナロア・カルテルと対立しガルフ・カルテルなどと手を組む。
 
 

ムネェカ(Muneca)
アルトゥーロ右腕的存在。ガルフ・カルテルとの抗争に尽力するものの
アルトゥーロがチャポと対立して敵側に。
良い筋肉。暴走するアルトゥーロに困惑する可哀そうな男。
 
モデル:エドガー・バルデス・ビジャレアル(Edgar Valdez Villarreal)
ベルトラン・レイバ・カルテル幹部。
テキサス州ラレド生まれアメリカ人。戦闘部隊ロス・ネグロスに加わって頭角を現わす
 
 

カノ(El Cano)
戦闘集団エメスのボス
タマウリパス州マタモロス市を拠点にしているガルフ・カルテル所属の戦闘部隊であったが単独で組織化していく今回一番しぶとい敵。
 
モデル:エリベルト・ラスカノ(Heriberto Lazcano)
かの悪名高きロス・セタスのボス(コードネーム:Z3)
その所業はロス・セタスでググればすぐにわかるかと思われます。
元メキシコ陸軍特殊部隊員たちで構成されたこの集団は他のカルテルとは一線を画す戦闘力。
恐喝、誘拐、殺人なんでもござれ。
 
 

ナサリオ・モレノ(Nazario Moreno)
ガルフ・カルテルの同盟関係にあったが分離、シナロア・カルテルにつく。
まぁまぁ人格者のように描かれてるが…
 
モデル:ナサリオ・モレノ・ゴンザレス(Nazario Moreno Gonzalez)
ミチョアカン州のファミリア・ミチョアカーナのボス。
通称はエル・マス・ロコ(最悪の狂人)
カルトな宗教団体のような側面を持ちつつ覚せい剤が主力のカルテル。
 
このファミリア・ミチョアカーナから派生したテンプル騎士団と
激化した抗争に対抗するためできた自警団組織との闘争が
カルテル・ランド」で描かれていたりする
 
 

ベンジャミン・アベンダーニョ(Benjamin Avendano)
シーズン1でシナロアの覇権をめぐりチャポと抗争する。
実際のところ、大体ラモンの暴走のせいなので可哀そうな人。
 
モデル:ベンジャミン・アレラーノ・フェリックス(Benjamin Arellano Felix)
バハ・カリフォルニア州ティフアナを拠点にしているティフアナ・カルテルのボス、アレラーノ兄弟。
ここは史上初の女麻薬王エネディナ・アレラーノ・フェリックスが有名。
 
 

ラモン・アベンダーニョ(Ramon Avendano)
困った人。
 
モデル:ラモン・アレラーノ・フェリックス(Ramon Arellano Felix)
ティフアナ・カルテルのボス、アレラーノ兄弟
 
 
間違ってたらごめんよヽ(´ー`)ノ
 
シーズン1感想はこちら
 
ナルコものの次の期待作はコレだな!

 
 

感想(ドラマ)

エル・チャポ

エル・チャポ(2017)El Chapo
ドラマ season1 1~9話
 
『メキシコの麻薬王と呼ばれるまでに上りつめ、
 逮捕後刑務所から”世紀の脱獄”を果たしたホアキン・”エル・チャポ”・グスマン。
 彼の栄光と堕落を史実に基づき描く。』
 

 
メキシコ最大の麻薬組織「シナロア・カルテル」の最高幹部、麻薬王ホアキン・グスマン、通称エル・チャポ(チビ)の物語。
日本でも刑務所から地下トンネルを使って脱獄(2回目)したことは有名ですのう
 
ナルコスの後継のような作品でオープニングもおもいっきりナルコス風
 
エル・チャポ オープニング https://youtu.be/9NSWB5IcAwI
ナルコス オープニング https://youtu.be/PtJ6yAGjsIs
 
中身も当時の報道を織り交ぜた感じでナルコス好きにはおすすめです。
エスコバルもでてくるのでぜひナルコスから見ると良いと思います。
 
シーズン1はちょっと頭角をあらわしてきたチャポが一回目の刑務所収監をされるところまでのお話。
完全な王になるのは1回目の脱獄後の潜伏時代なのでシーズン2以降も楽しみです。

何人かの視点で同じ時間軸を見るバンテージ・ポイントのような回もあったりして
けっこう遊んでいる気もする
 
シーズン1が中途半端なとこで終わる割に
最終話チャポがひとり歌うEl Rey(王)という曲にしびれて変に納得してしまった。
最後かっこよすぎだろ
 

 

感想(洋画)

メキシコ 地獄の抗争

メキシコ 地獄の抗争(2010)EL INFIERNO
 
『旧友の手引きで、麻薬の密売を始めたベニー。そこは、メキシコが抱える深い闇が凝縮された世界。
やがて足を洗う決意をするが、それは本当の地獄の始まりだった。』
 

 
中年のおっさんばかりの大好物な作品。
ちょっと間抜けっぽくもみえる人物像に油断するが
徐々にじわじわくる救いなく抜け出せない感じが作品を通して流れるナルココリードの雰囲気と合わさって引き込まれました。
 
どいつもこいつも腐っていてその中で生きるには自分もまた腐るしかなく
流されるように復讐の連鎖に組み込まれていく主人公のオッサンに哀愁を感じた。
 
コテコテではあるが面白い作品でした。
 

感想(ドキュメンタリー) 映画

カルテル・ランド

カルテル・ランド
Cartel Land(2015)ドキュメンタリー
 
『ドラッグ密売組織が存在感を増す一方のメキシコ。残虐な彼らに対抗しようと結成された、2つの武装自警団に肉迫するドキュメンタリー作品。』
 

 
大まかには自警団VS麻薬カルテルVS政府なんだけど
 
そもそも麻薬カルテル・テンプル騎士団もロス・セタスを追い出してミチョアカン全土を支配下に置くまでは
当初は自身を「市民を守る自警団」と称していた時期もあったそうで
自警団・麻薬カルテル・政府、どれも暴力的で腐敗だらけで一般市民にはまったくもっていい迷惑・・・
 
そんでもって最終的には一番頑張った奴がぜんぜん報われない歪んだ実情をガツンと叩きつけてくれる見事な作品。
 
長い物に巻かれた奴らが悪因悪果になりますように(‘A`)
「皆殺しのバラッド」に似たもやもやした後味の悪さを堪能できる一作。