Tag Archives: 中東

感想(洋画)

ウォー・マシーン

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!(2017)War Machine
 
『誰も望まない戦争の駐在軍司令官に任命された大将は、それでも勝つと心に誓い、
 周りの混乱や意見はお構いなしに突き進む。思い上がりこそ最大の敵だと知らず…。』
 

 
スタンリー・マクリスタルを取材したノンフィクション本「The Operators」原作作品。
著者は既にお亡くなりなんですのう
邦題にわざわざ「戦争は話術だ!」と付いているように戦闘は少ないです。
「戦争は話術だ!」なしでウォー・マシーンだけのが作品の芯をとらえた感じがするけど・・・
 
「劇中の」陸軍将軍マクマホンは方針は間違えているかもしれないが良い奴で良い上司だ。
マッチョ思想全開で仲間想いの男が完全に後始末・尻ぬぐい要因として投入され、それでも前向きに頑張るお話だ。
 
中盤、語り部が誰かわかるわけだけど
昨今のメディア状況から感じる感想としては
「なんでこんな軍人は偉そうにしてるんだ」的なこと言ってるけど
お前もなんでそんな上目線なんだ・・・とも感じた。
 
そもそも道徳的な正論だけでは全く何も実際には解決しないこの世の中で
全員一致で納得出来る状態になんて誰がやっても結局到達できず、どれを選んでも間違いならば
せめて過程だけは、こんな仲間を大切にする上司と歩みたいもんだ。
 
ラストのあのお方の登場はとてもマッチョ感があって良かった。
なんとなくハート・ロッカーっぽいなとも思った。
 

感想(洋画) 映画

アメリカン・レポーター

アメリカン・レポーター
Whiskey Tango Foxtrot(2016) コメディ
 
『アフガニスタン紛争地域で悪戦苦闘するルポライターの実話を元に描いた異色の戦場アクションコメディ。人生に行き詰まったレポーターのキムはデスク仕事を辞め、アフガニスタンでの危険な任務を引き受けるが…。』
 

 
予告で見かけたときはいつ映画でやるんだろーと思ってたけど
日本未公開でとっくにDVDスルーされてたっぽいので早速借りてきてみました。
 
ジャーナリスト、キム・バーカー回顧録「The Taliban Shuffle: Strange Days in Afghanistan and Pakistan」を原作にした映画だそうです。
 
パッケージがなんだかダサくて損してるような気がするのは私だけだろうか。
 
未公開なのがもったいない良いデキです。
簡単に言っちゃえば人生に疲れた女性が心機一転、戦場ジャーナリストデビューして
エラい目にあって成長していくという、
作品内のセリフでいうとこの「これぞアメリカの白人女」の話です。
 
いや、面白いよコレ。
開幕の飛行機でとなりの乗客のセリフ
「ここがカブール国際空港(Kabul International Airport)、通称KIA(戦死)だ!ダッハッハ」に
がっつり胸をつかまれます。
 
DVDだと未公開シーンで
女性3人の「ここにいる理由」がちゃんと聞けるのでそれも良かったです。
他人から見たらどーでもいいような出来事が人生の一大転機となるのは誰しも。
 
↓実際のキム・バーカーはこんな感じだそうです。
http://www.kim-barker.com/bio/
 

Whiskey Tango Foxtrot ─(NATOフォネティックコード)→ W.T.F → What the fuck
 

感想(ドキュメンタリー) 映画

E-チーム

E-チーム
E-Team(2014)ドキュメンタリー
 
『人権NGO、ヒューマン・ライツ・ウォッチの緊急対応チームが、自らの危険を顧みず独裁者による人権侵害を暴いていく様子を描く緊迫のドキュメンタリー。』
 

 
モルダーとスカリーではない。
世界の人権侵害を調査するヒューマン・ライツ・ウォッチの緊急対応部門E-チームのお話
ブートキャンプで訓練を受けた少数精鋭部隊だそうで
シリアのアサドが化学兵器を使用したことを告発するまでを描く。
 
この前感想書いた『ポイント&シュート』より
こっちを先に見てたんだけど
E-チームで人権調査をしてるおっさんが
『ポイント&シュート』で刑務所からでてきたマシュー・ヴァンダイクを
「リビアに残るべきじゃない」と国に帰るよう説得してるシーンで出てきて「おっ!おっちゃん!」っと思ったんだけど
このおっさんが緊急対応部門の創設者なのね。
 
https://www.hrw.org/ja/about/people/222476
 

感想(ドキュメンタリー) 映画

ホワイト・ヘルメット

ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-
The White Helmets(2016)ドキュメンタリー
 
『 爆撃により瓦礫に埋まった人々を救出するボランティア集団。一般人でありながら人命救助に命を懸ける彼らこそ、本物のヒーロー。』
 

 
混迷するシリア内戦で敵を倒すことより民間人を助けることを選んだ人たち、市民救助隊ホワイト・ヘルメットのお話。
 
まさに命がけの救出活動。
爆弾投下確認したら、躊躇なく空爆真っ最中のそこに向かっていく
爆弾が落ちて怪我をしているかもしれない「だれか」を助けるために。
 
ちょっとまえに話題になったオムラン・ダクニシュちゃんの救出も
この組織の活躍だそうです。

https://youtu.be/7cfBmRW3isc
 
こういうのもっと報道してくべきじゃないか日本。浮気どうでもいいだろ。
 

感想(ドキュメンタリー) 映画

ポイント&シュート

ポイント&シュート
Point and Shoot (2014)ドキュメンタリー
 
『 冒険を求め、中東諸国をバイクで旅する青年を飲み込む大きな歴史の波…。
リビア革命に身を投じたアメリカ人青年の姿を描く衝撃のドキュメンタリー。』
 

 
ニートである29歳の男(マシュー・ヴァンダイク)が
「男の特訓コース」と称して世界中を旅して
その道中を撮影しドキュメンタリー映画をつくってビッグな男になろうと一大決心。
 
長旅を終えて根性のついた彼は
帰国後勃発した中東の混乱をみて
旅行中に出来た友人を助けるため単独リビアに乗り込む。
現地で反乱軍に参加するも政府軍に捕まり…
 
なんかこのへんまでの展開で故・湯川氏を思い出した。
 
この作品の感想はあれです。
「待ってた彼女ガマン強いな」です。
 
現時点、リビアがさらなる混沌状態なだけに
作品がやり切った感で終わっているのがなんともモヤモヤするけど時系列的にはしょうがないのか。
マシュー・ヴァンダイクはいまも頑張ってるみたいだし。
 
ノット・エニモア 〜 ある革命の物語