市民が見たウクライナ侵攻 家族たちの2年nhk bs special

市民が見たウクライナ侵攻 家族たちの2年 それぞれの闘い
BSスペシャル
市民が見たウクライナ侵攻 家族たちの2年 それぞれの闘い
初回放送日: 2024年3月18日

市民の自撮り映像でウクライナの戦時下の暮らしを伝える。戦争が長期化し出口が見えない中、人々はどのような思いで侵攻開始丸2年を迎えるのか、モノローグと映像で描く。

■ ウクライナに住む両親と離れてアメリカで暮らすマリーナ・コヴァレフスカさん
■ 戦場で負傷した夫ヴァシルさんを支える妻ヴィクトリア・ミラーさん
■ 兵士として志願するか葛藤する青年ドミトロさん
■ 精子凍結という選択肢を選んだ夫婦、妻イリーナ・トカチュックさんと夫オレシさん

ある日、夫が両脚を失って稼ぎ口はなく、
補償も受けられない
車椅子で生活するためのバリアフリーの家もない

ロシアの軍事侵攻に苦しむウクライナの「人々」。と、十把一絡げに認識してしまいがちだけど
その「人々」一人一人に人生があり、家族がいて、葛藤があることを浮き彫りにするのがドキュメンタリーの意義であり「テーマが重い」と食わず嫌いせず「見て」モヤモヤすることが大事だと思うのです。


トカチュック夫妻の記事はこちらでも

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2024/03/20

市民が見た戦乱のガザnhk bs special

NHKはこういう番組を地上波ゴールデンに流せと思ってる今日この頃。
でもまぁ日本のテレビ局でパレスチナの人々の現状を(ニュースの1コーナー程度じゃなく)ちゃんと伝える番組放送するのNHKぐらいだし頑張ってはいるんだろうけど。

市民が見た戦乱のガザ 12月
BSスペシャル
市民が見た戦乱のガザ 12月
初回放送日: 2023年12月28日

2023年10月7日ハマスのイスラエル奇襲を機にハマスとイスラエルの軍事衝突が始まって3か月。
外国メディアも立入りを制限され通信も途絶えがちなガザの内情を市民が撮影した自撮り映像で伝える。

■ガザ地区で市民の状況をSNSで発信する活動をしているITエンジニア、アハマド・アルマドホンさん。
■大学留学中でエジプトで暮らすガザ地区出身ウダイ・アブシャマーラさん。
■ガザ地区デイルアルバラに暮らす大学生マヤル・ナティールさん。
■ヨルダン川西岸地区ベツレヘムに暮らすアラビア語教師サエド・ズブゥンさん。

それぞれ異なる立場からガザ地区や西岸地区パレスチナの人々の状況が映し出される。そして…


市民が見た戦乱のガザ〜イスラエル編〜
BSスペシャル
市民が見た戦乱のガザ〜イスラエル編〜
初回放送日: 2024年3月7日

「ガザ 12月」と対になる形で放映されたのが、このドキュメンタリー。
■イスラエルに暮らすキリル・クラヴゾフさんと日本に一時避難している木村リヒさん夫婦。
■10月7日の事件で両親を失ったマオズ・イノンさん。
■ニューヨークに暮らすユダヤ系アメリカ人大学生グレーシー・グリーンバーグさん。
■2014年のガザ地区軍事侵攻に参加した元イスラエル兵士アリエル・バーンスタインさん。

イスラエルに暮らす市民の視点で揺れ動く人々の心情が描かれる。

二つの作品を見てまず印象に残ったのは死者数だ。

12月末の放映時点でガザ地区死者は2万人超と言及されていたが
3月放映の「イスラエル編」ではガザ地区死者は3万人超。どんだけ増えてんだ。いまやガザ地区総人口の1.5%が死んでいる。イスラエルで1200人超を殺害したハマスの奇襲攻撃は非難されるべき行いだけど、それにしたって…

そもそも憎悪の連鎖こそハマスの思うつぼではないか。
かつてホロコーストを経験したユダヤ人が建国した国に「天井のない監獄」があるのは何とも悲しい話だ。
願わくば早期の停戦。普通の人々に普通の生活が訪れますように。

「שָׁלוֹם」「السلام」「peace」


2024年3月18日には
市民が見たウクライナ侵攻 家族たちの2年 それぞれの闘い」も放送予定だそうで。

遠い国の事でなく、同じロシア隣国同士。日本から国境を二つ跨げばもうウクライナ。市民が見たシリーズ見ましょう

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2024/03/15

ラバー、ストーカー、キラーLover Stalker Killer

Lover Stalker Killer
Lover Stalker Killer(2024) Netflix ドキュメンタリー

『初めて試した出会い系サイトで、ある女性と出会った整備士。だが執着にも似た彼女の想いは、常軌を逸していき…。衝撃のどんでん返しが待ち受ける』

衝撃のどんでん返し」とか書かれちゃうと逆にもう序盤で犯人の目星が付いちゃうわけで、それよりも捜査班がいかにして「あやしいアイツ」の犯罪を立証していったかに注目すると面白いかと。

以降、ネタバレ感想文(今回は絶対に先に作品見た方がいいYO)
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では早速。
始終、相手の生活監視、逃げても見つけ出し、通信はVPNか他人のIP経由。証拠隠滅なんでもござれ。
この執拗なまでの執着心を持ったリズ・ゴリヤール(Liz Golyar)という女性はどういう人だったのか。少し調べてみました。

1975年ミシガン州カラマズー生まれ。
母親は1978年に交通事故で亡くなり
父親は未成年者への猥褻行為の罪で起訴されるなどで兄弟たちと養護施設で育ち、リズはその後、養親の元に送られ成長した。
1995年ミシガン州バトルクリークの工場に勤務。
1997年同僚のレイモンド・ストラーンと恋に落ち結婚。
1998年リズが妊娠したことをレイモンドに告げるが同時期にリズはグレン・ハーという男性と不倫をしておりレイモンドは生まれてくるのが自身の子かどうか懐疑的だったという>その年に出産(時期は不明だが夫婦は離婚)
1999年生後5か月のコディ君が呼吸をしていない状態で発見され、病院に運ばれ数時間後に死亡。
その後死因が「ゆさぶられっ子症候群」であると判明し容疑のかかったグレン・ハーが過失を認め有罪判決をうけるがレイモンド、グレン双方の関係者が「自白は捜査班の執拗な強要によるものである」とグレンの冤罪、リズの犯行を疑っている。
1999年食品工場に勤務
2006年薬局に勤務
などを経て清掃会社経営
2012年出会い系サイト「Plenty of Fish」で自動車整備士デイブ・クルーパと出会う。
以降ドキュメンタリー内容。

作品を見てその後リズが起こす事件を知った状態だと「じゃぁもしかして前の事件も…」なんてね。
そしてさらに今回のキャリ・ハーバー殺害事件の犯人がリズであったと知った上で彼女が行った行為を挙げていくと

2012年出会い系サイト「Plenty of Fish」で自動車整備士デイブ・クルーパとカジュアル交際(実はマジ)
2012年11月13日デイブ宅でキャリ・ハーバーと遭遇
その当日か数日中にキャリを刺殺、死体を燃やして遺棄。
2012年殺害後、キャリのフリをしてデイブ・クルーパと自分に大量の脅迫メールを連投。
被害者仕草でデイブと関係復活!
2013年8月自作自演でペットの犬、猫、蛇もろとも、自宅を放火。
交際相手?トッド・バタボーの家に引っ越し。デイブの元妻にも粘着開始。
のんきに出会い系を再開したデイブを見つけて脅迫。
2015年12月自作自演で足を撃つ
2017年デイブが倉庫に保管していたリズの古いSDカードが証拠になり第一級殺人罪で有罪判決を受け、終身刑。

作品内で「怪物」と形容されたリズだが
こうして挙げてみるとメール連投は凄いにしても、デイブとは断続的に交際があり情報は筒抜だったわけだし
交際相手バッティングさせたり事件後ものんきに出会い系サイトを再開したりでデイブの危機意識がゆるゆるだっただけではないかと思ったりもしないでもない。

ラバー、ストーカー、キラー(2024)
https://www.netflix.com/jp/title/81611991

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2024/03/13

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