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感想(ドラマ)

ナルコス: メキシコ編

ナルコス: メキシコ編(2018)Narcos Mexico
ドラマ season1 1~10話
 
『80年代に世界を震え上がらせたメキシコの麻薬戦争はどのように生まれたのか。
グアダラハラ・カルテルをめぐる、欲望と野望に満ちた真実の物語がいま語られる。』
 

 
Netflix復帰したので遅ればせながら見ました。
 
ナルコス:シーズン3終了時の時系列あたりかと思いきや
まさかのさかのぼって1970年後半からスタートのミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド主人公とは予想外。
(パブロ・エスコバル射殺が1993年)

メキシコ編シーズン2も確定していて、メキシコ編シーズン1はまさに激烈なメキシコ麻薬戦争の序章といった感じでしょうか。
1970年後半ということもあって先に観ていた『エル・チャポ』に登場した麻薬王たちがまだ若くてピチピチです。
 
押さえておきたい主要キャラを『エル・チャポ』も交えて。
 
 

ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド(Miguel Angel Felix Gallardo)
本作主人公。シナロア州警察の元警官。
「プラサ」と呼ばれる独立した縄張りを連携し密輸ルートを確立。グアダラハラ・カルテルを創設した。
マリファナ、アヘン密輸で組織を拡大し
コロンビアのコカイン・カルテルと手を組みメキシコ経由の麻薬取引を一手に仕切る麻薬王となるが・・・

『エル・チャポ』では既に帝王となっているジジイ状態だったので今作は若々しくて新鮮です。
 
 

アビレス・ペレス(Pedro Avilés)
ミゲルやドン・ネトらが所属するメキシコ麻薬密売黎明期の組織のボス。
自己中災いして悲しいことに。
 
 

ラファエル・カロ・キンテロ(Rafael Caro Quintero)
ミゲルの相棒でありグアダラハラ・カルテルの創設主要メンバーの一人。
グアダラハラ・カルテル初期最大の功労者であり最大のトラブルメーカー。
あんまり反省しない点も含め困ったちゃん。
劇中のあの事件とか、あの事件も実際に起こしてるそうな。
2013年に刑期を12年残して釈放されたもののアメリカ激怒で国際指名手配中だそうです。
 
 

エルネスト・フォンセカ・カリージョ(Ernesto ‘Don Neto’ Fonseca Carrillo)
ドン・ネトこと「エルネスト・フォンセカ・カリージョ」
最初はいけ好かない感じだったがだんだん味が出てお気に入りの登場人物。
グアダラハラ・カルテルの創設主要メンバーの一人。
 
 

アマド・カリージョ・フエンテス(Amado Carrillo Fuentes)
エルネスト・フォンセカ・カリージョの甥。
大量のプライベートジェットを所有し別名「空飛ぶ麻薬王」
仕事は出来るのになんだか頼りなさげ。なんでかな?顔?
 
 

イザベラ・バティスタ(Isabella Bautista)
ミゲルとコロンビアのコカイン・カルテルの橋渡し役として大いに貢献する女性。
結構頑張ってるのにあんまり報われない感じでせつない。

このキャラのモデルはサンドラ・アビラ・ベルトラン(Sandra Avila Beltran)
「太平洋の女王」と呼ばれたカリスマ女性麻薬密輸業者。ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルドの姪
 
 

ホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)
通称エル・チャポ(El Chapo)
後にシナロア・カルテルのボスとなり史上最大の麻薬王となる人物。『エル・チャポ』主人公。
ナルコス: メキシコ編ではまだまだ超下っ端ですが、この男がゆくゆくメインプレイヤーになるであろうと思われます。
 
 

ベンジャミン・アレラーノ・フェリックス(Benjamin Arellano Felix)
ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルドの甥。アレラーノ兄弟。
バハ・カリフォルニア州ティフアナを拠点にしている。後のティフアナ・カルテルのボス。
宿敵となるチャポともまだ仲睦まじく交流してるシーンも。
 
 

ラモン・アレラーノ・フェリックス(Ramon Arellano Felix)
アレラーノ兄弟。
『エル・チャポ』と違いまだおとなしめだが血の気は多いっぽい。
 
 

フアン・ホセ・エスパラゴーサ・モレーノ(Juan José Esparragoza Moreno)
メキシコの情報機関DFS(Dirección Federal de Seguridad)の諜報員。
麻薬組織に買収されておりDEAの捜査妨害をしてくる困った奴。
後に組織に入りホアキン・グスマンらとシロアナ・カルテル創設メンバーとなる人物。通称エル・アスール
 
 

キキ・カマレナ(Enrique ‘Kiki’ Camarena)
ナルコス: メキシコ編もうひとりの主人公。
アメリカ麻薬取締局DEA(Drug Enforcement Administration)の捜査官。
本作は彼の不屈の闘志を描いた物語でもある。
 
 
ナルコス: メキシコ編、是非。
ナルコス: メキシコ編 | Netflix
 

感想(ドラマ)

エル・チャポ シーズン2

エル・チャポ(2017)El Chapo
ドラマ season2 1~12話
 
『メキシコの麻薬王と呼ばれるまでに上りつめ、
逮捕後刑務所から”世紀の脱獄”を果たしたホアキン・”エル・チャポ”・グスマン。
彼の栄光と堕落を史実に基づき描く。』
 

 
意外に早く始まったシーズン2一気見。
 
序盤は第二の主人公ともいえる政府役人コンラド・ソロの薔薇全開濡れ場!
なんとなくではあるがシーズン1からそんなオーラを漂わせていたが
まさかのツンデレであったソロさんにほっこりもするが
結構濃厚に見せてくるのでその属性のない私にはゲンナリ感。
 
今回は一回目の脱獄に成功しメキシコの麻薬王になるまでの話。
もうムチャクチャである。実話ベースなのが日本人の私には理解不能だ。
 
たまに変わった演出織り交ぜてきてて
強敵相手に頑張るグスマンに感情移入しかけたとこで
第8話「その他の人たち」で抗争激化で迷惑被る一般市民視点を丸々1話使い描いて
盛り上がった気持ちにカウンターパンチ。
 
結構いろんな組織ガンガンでてくるので実際のモデルと照らし合わせつつ
関連作品とかもつなげてみると面白かったり。
 
押さえておきたいボス達10人
 

ミゲル・アンヘル(Miguel Angel)
メキシコ麻薬カルテル界の帝王。グアダラハラ・カルテルのボス。
自身の投獄により支配地域を
ティファナ市は、アベンダーニョ兄弟
チワワ州はラファエル・アギラール
シナロアはイスマエル
テカテ市をホアキン・グスマン(以降チャポ)へと分割する
 
モデル:ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド(Miguel Angel Felix Gallardo)
シナロア州警察の警官を経て麻薬取引の世界へ。
コロンビア、メデジン・カルテルの麻薬王パブロ・エスコバルとの太いパイプを持ち
この男の投獄がすべての発端。
 
 

アマド(Amado)
ミゲル・アンヘルの片腕的存在。一度は投獄されるが政府との密約で復活し暗躍。
しかし激化する抗争に嫌気がさし暗殺を恐れ整形手術にのぞむが
手術の失敗で合併症を起こして死亡。
 
モデル:アマド・カリージョ・フエンテス(Amado Carrillo Fuentes)
チワワ州シウダー・フアレスを拠点にしているフアレス・カルテルのボス。
設立者のラファエル・アギラールの甥。(エルネスト・フォンセカ・カリージョの甥?)
大量のプライベートジェットを所有し別名「空飛ぶ麻薬王」

↓「ナルコス」に登場したアマド・カリージョ・フエンテス。こっちのほうがイケメン。

 
 

チェンテ(Chente)
シーズン2のグスマン抗争相手の一人。
アマドと違いなんだか手ごわい。っていうか一応不信感はありつつも
シナロア連合だったのにチャポの裏切りによって対立。
 
モデル:ビセンテ・カリージョ・フエンテス(Vicente Carrillo Fuentes)
アマド・カリージョ・フエンテス亡き後のフアレス・カルテルのボス、アマドの息子。
シウダ・フアレスといえばかつてメキシコで最も危ない街とも言われ
ボーダーライン」や「皆殺しのバラッド」でもその凶悪さ加減が描かれた。
 
 

イスマエル(Ismael)
シナロア・カルテル大幹部でチャポの右腕的存在。
けっこうポンポン味方を裏切るチャポになんだかんだで従う頼れるオジサン感。
 
モデル:イスマエル・サンバダ・ガルシア(Ismael Zambada Garcia)
シナロアの歴代大物マフィアのもとで働き、チャポ投獄中のシナロア・カルテルを支えた人物。
チャポの後継者として現在のシナロア・カルテルのボスといわれている
 
 

アルトゥーロ(Arturo Bernal Leyda)
チャポ服役中の代理、いろいろチャポのために尽力するも不遇。そして大暴走。
チャポが悪い気がする。
 
モデル:アルトゥーロ・ベルトラン・レイバ(Arturo Beltrán Leyva)
シナロア・カルテル傘下ベルトラン・レイバ・カルテル(モレロス州クエルナバカ拠点)の戦闘部隊「ロス・ネグロス」のボス
シナロア・カルテルと対立しガルフ・カルテルなどと手を組む。
 
 

ムネェカ(Muneca)
アルトゥーロ右腕的存在。ガルフ・カルテルとの抗争に尽力するものの
アルトゥーロがチャポと対立して敵側に。
良い筋肉。暴走するアルトゥーロに困惑する可哀そうな男。
 
モデル:エドガー・バルデス・ビジャレアル(Edgar Valdez Villarreal)
ベルトラン・レイバ・カルテル幹部。
テキサス州ラレド生まれアメリカ人。戦闘部隊ロス・ネグロスに加わって頭角を現わす
 
 

カノ(El Cano)
戦闘集団エメスのボス
タマウリパス州マタモロス市を拠点にしているガルフ・カルテル所属の戦闘部隊であったが単独で組織化していく今回一番しぶとい敵。
 
モデル:エリベルト・ラスカノ(Heriberto Lazcano)
かの悪名高きロス・セタスのボス(コードネーム:Z3)
その所業はロス・セタスでググればすぐにわかるかと思われます。
元メキシコ陸軍特殊部隊員たちで構成されたこの集団は他のカルテルとは一線を画す戦闘力。
恐喝、誘拐、殺人なんでもござれ。
 
 

ナサリオ・モレノ(Nazario Moreno)
ガルフ・カルテルの同盟関係にあったが分離、シナロア・カルテルにつく。
まぁまぁ人格者のように描かれてるが…
 
モデル:ナサリオ・モレノ・ゴンザレス(Nazario Moreno Gonzalez)
ミチョアカン州のファミリア・ミチョアカーナのボス。
通称はエル・マス・ロコ(最悪の狂人)
カルトな宗教団体のような側面を持ちつつ覚せい剤が主力のカルテル。
 
このファミリア・ミチョアカーナから派生したテンプル騎士団と
激化した抗争に対抗するためできた自警団組織との闘争が
カルテル・ランド」で描かれていたりする
 
 

ベンジャミン・アベンダーニョ(Benjamin Avendano)
シーズン1でシナロアの覇権をめぐりチャポと抗争する。
実際のところ、大体ラモンの暴走のせいなので可哀そうな人。
 
モデル:ベンジャミン・アレラーノ・フェリックス(Benjamin Arellano Felix)
バハ・カリフォルニア州ティフアナを拠点にしているティフアナ・カルテルのボス、アレラーノ兄弟。
ここは史上初の女麻薬王エネディナ・アレラーノ・フェリックスが有名。
 
 

ラモン・アベンダーニョ(Ramon Avendano)
困った人。
 
モデル:ラモン・アレラーノ・フェリックス(Ramon Arellano Felix)
ティフアナ・カルテルのボス、アレラーノ兄弟
 
 
間違ってたらごめんよヽ(´ー`)ノ
 
シーズン1感想はこちら
 
ナルコものの次の期待作はコレだな!

 
 

感想(ドラマ)

エル・チャポ

エル・チャポ(2017)El Chapo
ドラマ season1 1~9話
 
『メキシコの麻薬王と呼ばれるまでに上りつめ、
 逮捕後刑務所から”世紀の脱獄”を果たしたホアキン・”エル・チャポ”・グスマン。
 彼の栄光と堕落を史実に基づき描く。』
 

 
メキシコ最大の麻薬組織「シナロア・カルテル」の最高幹部、麻薬王ホアキン・グスマン、通称エル・チャポ(チビ)の物語。
日本でも刑務所から地下トンネルを使って脱獄(2回目)したことは有名ですのう
 
ナルコスの後継のような作品でオープニングもおもいっきりナルコス風
 
エル・チャポ オープニング https://youtu.be/9NSWB5IcAwI
ナルコス オープニング https://youtu.be/PtJ6yAGjsIs
 
中身も当時の報道を織り交ぜた感じでナルコス好きにはおすすめです。
エスコバルもでてくるのでぜひナルコスから見ると良いと思います。
 
シーズン1はちょっと頭角をあらわしてきたチャポが一回目の刑務所収監をされるところまでのお話。
完全な王になるのは1回目の脱獄後の潜伏時代なのでシーズン2以降も楽しみです。

何人かの視点で同じ時間軸を見るバンテージ・ポイントのような回もあったりして
けっこう遊んでいる気もする
 
シーズン1が中途半端なとこで終わる割に
最終話チャポがひとり歌うEl Rey(王)という曲にしびれて変に納得してしまった。
最後かっこよすぎだろ
 

 

感想(ドラマ)

ナルコス シーズン3

ナルコス シーズン3(2017) Narcos:Season3
 
『暴力的で知られるコロンビアの悪名高きドラッグ・カルテル。
 実在するその元締めの複雑で壮絶な人生を描くギャングスター・ドラマの決定版シリーズ。』
 

 
パブロ・エスコバル率いるメデジン・カルテル崩壊後のカリ・カルテル全盛時代の話
メデジン・カルテルのいわゆるエスコバル、ワンマン経営と違い
カリ・カルテルは組織力を武器に政府や警察・企業にまで巧妙に癒着し
前回にもまして腐敗感満載。
 
そのわりには小さな綻びからそれぞれの思惑が錯綜しグダグダになっていくあたりには
なんだか自壊していっているようにも見えた。
 
カリージョ大佐亡き後の今回の注目は、周りが駄目なやつだらけで
仕事が出来るだけで全く望んでいないのにカルテルでどんどん出世していく男・ホルヘ(Matias Varela)だ。
カルテル裏方のホルヘ視線で進行するせいで
地味にナベガンテ(Juan Sebastián Calero)がいい味だしてたなぁ~と思った。ナベガンテのエピソードもっと欲しかった(´Д`;)ハゲ好きなんだなぁ
 
シーズン4も決まっているということで
次回の舞台は「待望のあそこ」っぽいので
フアレス・カルテルとかかなぁ?アマド・カリージョ・フエンテス(José María Yazpik)が出てたし。
作中の年代的にはまだまだ先だけどホアキン・グスマンの大帝国誕生ぐらいまでシーズン続いてくれるといいのにな。
 

感想(洋画)

メキシコ 地獄の抗争

メキシコ 地獄の抗争(2010)EL INFIERNO
 
『旧友の手引きで、麻薬の密売を始めたベニー。そこは、メキシコが抱える深い闇が凝縮された世界。
やがて足を洗う決意をするが、それは本当の地獄の始まりだった。』
 

 
中年のおっさんばかりの大好物な作品。
ちょっと間抜けっぽくもみえる人物像に油断するが
徐々にじわじわくる救いなく抜け出せない感じが作品を通して流れるナルココリードの雰囲気と合わさって引き込まれました。
 
どいつもこいつも腐っていてその中で生きるには自分もまた腐るしかなく
流されるように復讐の連鎖に組み込まれていく主人公のオッサンに哀愁を感じた。
 
コテコテではあるが面白い作品でした。