ピーター・ベンクマン博士Dr. Peter Venkman

ゴーストバスターズメンバー。
超心理学と心理学の博士号を持つ。
ゴーストバスターズの「口」とも言われるほど口八丁であり相手を煙に巻くのが上手い。

ピーター・ベンクマン
基本、いいかげん。対象がゴーストでも基本いいかげん。超常現象<美人
初期の電気ショック実験のシーンで実験対象の青年が第六感を発現したにもかかわらず
女子に夢中でさらっと無視して流すあたりもいいかげんである。

ゴーストバスターズ開業前はコロンビア大学の教授として
イゴン・スペングラー博士とレイモンド・スタンツ博士と共に超常現象研究室にて研究をしていた。
が、いかがわしい研究内容に目をつけられ3人揃って大学を解雇される。

失業後、ゴースト退治をビジネスとして始めようと言い出したのもピーター。

Peter Venkman

解雇後に大学前で起業についてピーターとレイモンドが会話するシーン↑は私の一番好きなシーンだ。


映画公開時のピーター・ベンクマンのキャッチフレーズは
ひっこんでろ!俺は科学者だ。(Back off, man, I’m a scientist)



ゴーストバスターズ2

ゴーザ退治後、裁判所に幽霊退治禁止命令を出されチームは活動停止となり、ピーターはテレビ番組「World of the Psychic」の司会者に。(視聴率最悪)

「1作目」でディナ・バレットと結ばれるが「2作目」冒頭では破局している。
※結婚の話になるとピーターが狸寝入りした為。

イゴンは活動停止後のピーターについて「少々危なかったが、ついにイカれた。」と語っている。



ゴーストバスターズ/アフターライフ

「2」のビーゴ事件終了後もチームはゴースト退治を続けたが次第に超常現象は減少、ファイヤーハウス(基地建物)のローン返済をするのがやっとの先細り状態に。
ピーターは「退治しすぎた」と語っている。
そんな中イゴン・スペングラーがエクトワンや装備品、一切合切を持ち出しニューヨークを去り、チームは完全に稼働不能になり解散となった。

ゴーストバスターズ解散後のピーターは州立大学の名誉教授として教鞭を執っている。専門は広告宣伝。
ディナ・バレットと結婚?し、仲良く暮らしているようだ。オスカーの存在は確認できず。



演じたのはビル・マーレイ(Bill Murray)
企画段階ではピーター・ベンクマン博士役はジョン・ベルーシが演じる予定だったが、
彼の急死によりビル・マーレイが演じることとなった。
ビル・マーレイは非常にアドリブの多い役者でアドリブの度に脚本を手直ししたとか。

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戸田字幕についてyayaya kettaina

やややケッタイな
Ray Parker Jr.の歌うゴーストバスターズのテーマソングの一節

If there’s something strange in your neighborhood Who you gonna call? Ghostbusters!
(近所で何か変なことがあったら誰に電話しますか?ゴーストバスターズ!)

ややや ケッタイな どうしよう ゴーストバスターズを

異次元翻訳したことで有名な字幕界の大御所、戸田奈津子さん。

当サイトのゴーストバスターズの考察、用語等は基本、日本語翻訳(戸田訳含む)を基準にしていますが英語のセリフと比較した場合、なんか違和感の出る箇所があるのもまた事実。

ということで今回そのへんを扱ってみようかと。


鍵の神ヴィンツがゴーザについて語るセリフ

Gozer the Traveller. He will come in one of the pre-chosen forms. During the rectification of the Vuldronaii, the Traveller came as a large moving Torb! Then during the third reconciliation of the last of the Meketrex supplicants, they chose a new form for him, that of a giant Sloar! Many Shubs and Zulls knew what it was to be roasted in the depths of a Sloar that day, I can tell you.

これを戸田訳では
ゴーザがある形をとって現れる。ボルド人を破滅させた時は巨大なナメクジマケトレ人の第3回征服の時は口から火を噴くイボガエル。マケトレ人はその炎に焼かれてマケた
と訳しています。
2か所見ていきます。

During the rectification of the Vuldronaii, the Traveller came as a large moving Torb!

[独自翻訳]
ボルドロナイの制圧の時は、ゴーザは大きな動く「トーブ」の形で現れました。

[戸田訳]
ボルド人を破滅させた時は巨大なナメクジ

ナメクジは英語でSlug(スラッグ)
そして次

Then during the third reconciliation of the last of the Meketrex supplicants, they chose a new form for him, that of a giant Sloar!

[独自翻訳]
最後のマケトレクス嘆願者たちの三度目の調停時は巨大な「スロアー」の形を選択した。

[戸田訳]
マケトレ人の第3回征服の時は口から火を噴くイボガエル

カエルは英語でtoad(トード)
SloarとTorbはモンスターの名称だと私は解釈していますが、たぶん戸田訳ではSloarをSlugと解釈してナメクジTorbをToadと解釈してイボガエルにしている気がします

そしてさらにSlug(Sloar)toad(Torb)位置が入れ替わってしまっています。

roasted(焼かれた)として、「口」から火を吹く記述はどこにあるのか。とか
rectification(改善・修正・改正・矯正)は「破滅させた」で良いのかとか
reconciliation(和解・仲直り・調停・仲裁)は「征服」で良いのかとかいろいろ疑問点もあります。教えてエラい人!

正しくは

バルドロナイを征服時は大きな動く「トーブ(戸田訳的にはイボガエル
メケトレックス三度目の和解時は巨大な「スロアー(戸田訳的にはナメクジ

という感じではないかと思うのです。



ゴーストバスターズ(講談社X文庫)井口民樹(著)ではどう記述されているかというと

ゴーザは変身の旅人なり。ボルド人を破滅させたときは、巨大なナメクジの形を選択せり。
マケトレ人の第三回征服の時は、巨大な火を吹く恐竜。マケトレ人はその炎に焼かれて滅びたり!

とのこと。困ったなぁ。



ちなみにこれは字幕や文庫版だけの話で日本語吹替では

時を旅するものゴーザがこの世界に現れるのだ。かつてバルドロナイを征服した時、ゴーザは巨大なトーブに姿を変えた。メケトレックスの嘆願に応じ三度目の和解が実現した時、新しい姿となった。巨大なスロアーだ。シュブやズルの多くがその時のスロアーの恐ろしさを今も語り草としている

となっています。字幕も直しなさいよ…4K ULTRA HDでもいまだに戸田字幕だよ



Ghostbusters: The Video Gameにスロアー(ATARIのスペルミスでSlor)が登場するが見た目は全然ナメクジではない。



乱交ゲーム

おまけ

ルイスがディナをパーティーに誘った時のセリフ
「We’re gonna play Twister,do some break dancing.(ツイスターゲームやブレイクダンスをしよう)」

乱交ゲームやブレイクダンスをしよう」
と翻訳されたりも。
戸田さんからはツイスターはそう見えるのかもしれないが…乱交ゲームのあるパーティー誘うか?

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2024/03/05

ウィンストン・ゼドモアWinston Zeddemore

ゴーストバスターズメンバー。
奇人変人の揃うメンバーのなかで唯一ノーマルな一般常識を持ち合わせた人。
地味なキャラクターではあるが、実は超重要なバランサー。

Winston Zeddemore
元海兵隊 電子戦部隊でヘリコプターのパイロットなどをしていたらしい。

業務が忙しくなったゴーストバスターズが出した求人広告を見てやってきた。
超常現象については「雇ってもらえるなら何でも信じる」とのこと。
敬虔なクリスチャンのようで、曰く「イエスはかっこいいよ
※英語だと「I love Jesus’ style」

「1」終了後のゴーストバスターズ解散後は
ゴーストバスターズの仮装をしてレイモンド・スタンツと共に各地をドサ周り。

演じたのはアーニー・ハドソン(Ernie Hudson)
企画段階ではエディ・マーフィーの予定だったが、ビバリーヒルズ・コップ優先で辞退。



ゴーストバスターズ/アフターライフ

「2」終了後のゴーストバスターズ解散後、ウィンストン・ゼドモアは投資会社で成功、ゼドモア産業(Zeddemore Industries)を設立し世界的な大企業に成長した。
利益の芳しくないレイのオカルト書店も彼が家賃を肩代わりし、物語ラストにはファイヤーハウス(基地建物)を買い戻している。

(ファイヤーハウスは「レストランで儲けた俳優に買われて今はスタバ」とレイモンドが語っていたが、買い戻し時はスタバとして使われている形跡なし)

イゴンは頭脳、レイは情熱、ピーターは冷静さ(自分はセクシー枠とのこと)と語り、飛び入りだった「普通」な彼が「変わり者たち」をもっとも信頼し、来るべき危機にゴーストバスターズが必ず必要になると考え活動してた。
まさに信念の男。アツいね( ;∀;)

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