クレイジージャーニーは世界を巡り活躍するクレイジーな日本人をテーマに様々な超人・偉人・変人が登場するバラエティ番組。
2019年のヤラセ問題以来、全部は真に受けられないようになったのと
番組の性質上、全力のオカルト回がくるとイラつくけど
概ね毎回楽しく視聴しております
その中でも特に印象に残っている人物の一人「塩沼亮潤」さんについて。
塩沼亮潤 大阿闍梨
1968年生まれ 金峯山修験本宗の僧侶
1999年 | 千日回峰行(大峯)の達成 |
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2000年 | 四無行を満行 |
2006年 | 八千枚大護摩供を満行 |
現在 | 仙台市の慈眼寺住職 |
金峯山修験本宗金峯山寺の回峰行。
奈良の峰山を、毎年5月3日から9月初旬まで1日約48km歩く。年120日余。9年間で約48000km。
参考:百日回峰行 (大峯)
とんでもない工程と年月ですね。まさに血反吐が出そうな修行です。
塩沼亮潤さんを検索すると
・1300年の歴史で成功者はたった2人
・1300年の歴史の中で、史上二人しか成し遂げたことのない究極の荒行
・修験の歴史1300年で史上2人目の満行者
などなど、いかに難行かが、うかがい知れます。
ちなみに千日回峰行ですが
天台宗比叡山延暦寺(滋賀県)の回峰行と金峯山修験本宗金峯山寺(奈良県)の回峰行の2つがあるそうで
比叡山延暦寺の千日回峰行は
788年、比叡山延暦寺が創建され平安時代初期(831年)から行われている回峰行。
1日約30kmを1~3年目は年間100日。4~5年目は200日。
9日間の断食・断水・断眠の四無行ののち6年目1日60kmを100日。
7年目は前半100日は84km。後半100日は30km。7年間で約40000km。
比叡山千日回峰行は約1200年の歴史で達成者51人
千日回峰行 (比叡山)
とのこと
1300年の歴史で達成者2人の大峯に対して比叡山の達成者数すげぇなと思ったわけですが
この達成者数の差はどういうことか
調べてみると千日回峰行(大峯)は
比叡山延暦寺の回峰行者、箱崎文応に伝えられ、第二次世界大戦後より行われるようになったとのことで
達成者の2名も1983年、1999年とわりと近代です
金峯山寺は創建されて1300年ですが
上記の様に千日回峰行(大峯)が始まったのは戦後なわけで
「1300年の歴史で成功者はたった2人」は、なんか違うくね?
とモヤモヤしていたら、そういう事詳しく指摘してる人いた。