いや~面白くて一気見しちゃいましたよ『THE PENGUIN』
『GOTHAM/ゴッサム』が映画作品からは独立したドラマシリーズだったのに対し『THE PENGUIN』は『THE BATMAN(2022)』に登場したペンギン(オズワルド・コブルポット)が主人公のスピンオフドラマ
『THE BATMAN』ではメインヴィラン(悪役)のリドラーに対しペンギンはマフィア・ファルコーネファミリーの首領カーマイン・ファルコーネの右腕のという位置づけでヴィランというよりはギャングの一人って感じで、劇中でもバットモービルに追われて逃げ回る小物感満載でしたが、ペンギンといえばもちろんバットマン作品のスーパーヴィランの筆頭格。
『THE BATMAN』ラストで次なるヴィランとしての暗躍が示唆されたようにリドラー事件以後のペンギンがどのような道程をたどりバットマンの宿敵の一人となっていくのか。
そんな注目のおすすめドラマ『THE PENGUIN』を登場キャラかぶりがちのドラマ『GOTHAM』と比較しつつご紹介
※『THE PENGUIN』のネタバレはしませんが『THE BATMAN(2022)』のネタバレはあります。
ペンギン(オズワルド・コブルポット)
小柄で肥満体、傘に仕込んだ武器を使い、シルクハット、モノクル、タキシードがトレードマークのス―パーヴィラン。
ジョーカーやリドラーなど完全サイコパスと比較するとまだ理性的な犯罪者。
レストラン「アイスバーグ・ラウンジ」を拠点にしている。
現在アマプラで配信されているアニメ『バットマン マントの戦士』では女性版ペンギンが登場したりも。
THE PENGUIN
出演:コリン・ファレル(もはや彼の原形を留めていない気がする)
『THE PENGUIN』の主人公。お母さん大好き。デカイ。
カーマイン・ファルコーネの右腕。
カーマイン死後、数々の裏切りを多方面に行い裏社会をのし上がっていく。
頭に血がのぼると殺っちゃダメなひとでも殺っちゃううっかりさん。
展望があるのか無いのか行き当たりばったりな策謀で自業自得ぎみに窮地に陥るも口八丁でぬるっと生き残るしぶとい男。
ギャングの一人にすぎないペンギンが如何にしてス―パーヴィランに至るのかにご注目。
GOTHAM
出演:ロビン・ロード・テイラー
お母さん大好き。ガリ。最終的に不自然に太る。
物語開幕時はカーマイン・ファルコーネの右腕フィッシュ・ムーニーの傘持ち。要は下っ端。
数々の裏切りを多方面に行い裏社会をのし上がっていく。出世、転落、復活を繰り返す作中屈指の頑張り屋さん。
他のヴィランと比べて突出した才能も特殊能力もないが何故かぬるっと人の上に立っちゃう愛嬌の人。
『GOTHAM』では出世頭で、ある意味ゴッサム頂点の役職にも就くが転落も圧倒的。
他のイカレたヴィランと比べるとまだ理性的な方。リドラーとは愛憎入り乱れた関係に。
ソフィア・ファルコーネ
ゴッサムのマフィア最大組織ファルコーネファミリーのボスであるカーマイン・ファルコーネの娘
コミック初出は『バットマン:ロングハロウィーン』
『バットマン:ダーク・ビクトリー』ではハングマン(絞首刑執行人)という殺人犯として暗躍
THE PENGUIN
出演:クリスティン・ミリオティ
『THE PENGUIN』第二の主人公。もはや今作においてはスーパーヴィラン。
弟にルカ・ファルコーネがいる。
7人の女性を殺した殺人鬼ハングマンとして逮捕されアーカム州立病院に入院していたが10年後、父カーマインの死を契機に退院。アーカムに10年いただけあって眼光、佇まいがサイコパス。ヤクネタ感。
カーマイン・ファルコーネの娘ということで『THE BATMAN』の世界ではとある人物と関係が。
『THE BATMAN』作中でその人物の母の死因が「絞殺」と語られており…
今作のソフィア・ファルコーネを演じたクリスティン・ミリオティは当たり役じゃないでしょうか。怖いし。
GOTHAM
出演:クリスタル・リード
13歳の時に危険なゴッサムシティからマイアミに移住。
引退後のカーマイン・ファルコーネに助力を求めたゴードン刑事に協力するという口実でゴッサムシティに帰郷し暗躍する。
かなりの策謀家。父カーマインとは表面上は良好関係。兄にマリオ・ファルコーネ。
冷静に考えるとコイツをゴッサムシティに呼び込んだゴードンが悪い気がしないでもない
サルバトーレ・マローニ
ゴッサムのマフィア第二の勢力マローニファミリーのボス。
THE PENGUIN
出演:クランシー・ブラウン
『THE BATMAN』冒頭で市長の麻薬組織撲滅作戦によってブラックゲート刑務所に送られたことが示唆されているが、実はカーマイン・ファルコーネの策謀だったことがリドラーの事件により発覚し、刑務所内からファミリーに指示を出し復讐の機会を狙っている。
マローニのウェイン夫妻殺害疑惑がカーマイン・ファルコーネにより語られるが実際のところカーマインの方も怪しい。
奥さんのナディア・マローニ(ショーレ・アグダシュルー)の声が激シブなので英語で是非
GOTHAM
出演:デイヴィッド・ザヤス
新興マフィアのボスでレストラン経営者。ファルコーネファミリーと対立。
意外と有能。実利を取る人物で場合によってはカーマイン・ファルコーネと結託したりする場面も。
ちなみにクリストファー・ノーラン版では『バットマン ビギンズ』でカーマイン・ファルコーネが逮捕され『ダークナイト』でサルバトーレ・マローニがマフィアを牛耳っている。
拡張される世界観
今なお残るリドラーの爪痕。
『THE BATMAN』でのリドラーの堤防爆破は街の一角が水没した程度の描写でしたが実際はそんなもんじゃない大災害だったことが被害者視点で補完されます。
余裕で千人以上死んでそうだけど、あれだけやったリドラーでもアーカム送りで済むのでやはりゴッサムシティは異常です。
世界観という意味では『THE BATMAN』ではほとんどのシーンが夜間だったので昼のゴッサムシティが新鮮だったりも。
来るべき『THE BATMAN』続編に必修科目というわけではないでしょうが『THE PENGUIN』面白いので是非おすすめです。全8話と短いし。まぁ今のところU-NEXTでしか見れませんが…
『ピースメイカー』もよかったしDCコミック実写ドラマ、最近好調ですなぁ
THE PENGUINーザ・ペンギンー予告
THE PENGUINーザ・ペンギンー(U-NEXT)